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青春あやまち論 【黒子のバスケ】
第27章 逃げない
「…まだ志望校を決めていないのか」
「え?」
「今進路指導室から出てきただろう」
「ご名答」
私は真ちゃんに注意された手をポケットに入れたまま、俯いた。
「お前ならば行く先くらいいくらでもあるだろう。何をそこまで迷う」
「私にも色々と事情があるのよ」
真ちゃんは確か、都内の秀徳高校から推薦がきてたんだっけ…。
あら?もう決まったのかしら?
そんな会話もしないから何も知らないのよね…。
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