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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第25章 行ってらっしゃい



「(本当…馬鹿みたい…。私が悪いのに…)」


ここへ通うようになって、まだ一度も私以外の誰かに会ったことはない。

人目のつかない場所で良かったと心から思う。

あれから、トップマネージャーとなった私以外のマネージャーは帝光のジャージを一切着なくなったし、辞めるものまでいたらしい。

二軍三軍の状況を知ることもできない私には、それを確かめることもなかった。

そして、部員だけでなくマネージャーとも必要最低限しか話さなくなった。

一番仲の良かったさっちゃんとでさえも話さない。

大好きだった、愛用していた帝光のジャージは、私にとってもはや何の愛着もないただの義務的な重圧でしかない存在に変わってしまった。

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