第24章 誰でもない私のせいで
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『なっ…』
『そんな…こんな事って…』
『また止めたー!』
『そんな…嘘だろ!?完全に紫原が圧倒してる…!』
『今ので4-0…。赤司が追い詰められた!?』
―――このままでは初めて赤司が負ける…
『…なーんだー。もっと苦戦するかと思ったけど…こんなもん?正直ちょっと…とゆうかかなりガッカリかもー。やっぱこの程度の人の言うこと聞くのも華澄を譲るのも無理かなー。…まーいっか、もうどーでもー。これ決めたら俺の勝ちだね。約束通りこれからは俺の好きなようにするからー。勿論……華澄も俺が貰う』
―――俺が…赤司征十郎が負ける…?
―――あり得ない…そんなことあってはならない…!
―――勝たなければならない、誰が相手でも。何があっても…でなければ
―――この世は勝利がすべてだ。勝者は全てが肯定され、敗者は全てが否定される
―――…俺はまた…大切な人を、失うのか…?
『すべてに勝つ僕は、すべて正しい』