• テキストサイズ

青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第22章 絶対間違ってない



「なんだぁ、あいつ…?」

「青峰出すのかよ?4つなのに…」

「違ぇよもう一人!」

「え?どこ…?」


決勝、後半。

5点ビハインド、という状況の中帝光側から出てきた影の薄い彼に、いつものような反応がギャラリーから次々を聞こえてくる。

それは相手側も同じようで、馬鹿にしたような顔でテツ君を見る。


「ふふっ、馬鹿ねぇ…」


私が呟いた時、早速テツ君のパスが通り、ボールはあっという間にあっくんの手の中へ。

そしてそのまま、あっくんはゴールへとダンクを決め込む。


「なんだ今のはっ…!?」

「何が起きた!?」


ギャラリーから聞こえてくる驚嘆の声に、帝光のベンチも満足げな表情を浮かべる。

テツ君のパスで、ボールはまたもやとゴールをくぐり得点を重ね、後半開始一分ほどであっさり逆転。

流石に焦った、双子の片割れは大ちゃんを退場させようと、一対一へ持ち込む。


「…来たぞ」


修ちゃんが呟き、こちら側にも緊張が走る。

大丈夫、大ちゃんなら絶対にできるはず。

/ 458ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp