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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第20章 馬鹿っ!



浜練は案外早く終わり、お昼は私が朝のうちに用意しておいた食事を出して、体育館へ。

部員より先に食事を済ませた私とさっちゃんは、体育館で練習開始までの準備を行う。


「カスミンは、虹村さんから聞いた?」

「?何のこと?」


ドリンクを作り終え、どうせぶつぶつ文句を言いながら体育館へ入ってくるであろう部員のためにコールドスプレーやアイシングの準備をしていた時、さっちゃんは浮かない顔で私に言う。


「明日の夜、なんだけど…」

「明日の夜?ああ、ミーティングを早く終わらせるように、三年生が征十郎に言ってたのは聞いたわ。それがどうしたの?」

「それなんだけど、実はね…」

「あー食った食った」


さっちゃんが何か言いかけた時、体育館に修ちゃんをはじめとする三年生集団が体育館に入ってくる。


「お、流石はマネージャー。もう仕事始めてんのか」

「飯、美味かったぞー。サンキュー」


私たちの存在を確認した三年生は口々に言って、各自普段より念入りにストレッチを始める。

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