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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第20章 馬鹿っ!



今日、うちが体育館を使えるのは午後二時まで。

それから三十分ほどの休憩をはさんだ後に、浜で練習だ。


「よりによってこんな暑い中だなんて…。熱中症にならないように気をつけなくちゃだわ」

「…カスミンが言い出したから、こんなことになってるんだよ?」


真夏の午後の暑さは尋常ではない。

一軍の彼らならそう簡単に倒れる、なんてことはないが、いつもよりこまめに休憩をとるようにだけ征十郎に伝え、浜練が開始される。


「にしても日差し強いねー」


皆の様子を見る私とさっちゃんは、日陰を探すが、こんな時間に日陰などあるわけもなく、仕方がないので、いつも以上に日焼け止めを塗りたくり、暑さを我慢して、UVカットのパーカーを羽織る。

それに加えて私は、日焼け防止に日傘までさした。

これで大丈夫、焼けはしない。


「…おい。お前、その日傘しまえ」

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