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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第19章 優勝する気あるの?



主将も大変なことですね。

なんせあの濃すぎるほどのアホどもとまとめなくてはいけないのだから。


「あら?修ちゃんたちも何か計画しているの?」

「ああ。今日、練習が終わった瞬間に何やら三年生で集まって話し込んでいたよ」

「全く…。何やってるのよ…」

「いいじゃないか。楽しそうだし」


征十郎までそんなこと言い出したらきりがないじゃない。

私は少し口を尖らせて征十郎を見ると、彼はクスッと笑って私の頭を撫でる。


「よろしく頼むよ、帝光の名マネージャーさん」

「なっ、どうしてそれを?!」

「さあ?どうしてかな」


征十郎は意地悪な笑みを浮かべながら私の先を歩いて行った。

まさか、こいつが噂を根源なんじゃ…と思いつつも、征十郎に言われるのならいいか、と私は彼の背中を追いかけて、また並んで歩く。


「(あ、とりあえずラスボス攻略しました。って皆にメールしておかなきゃ)」


皆の喜ぶ顔が、簡単に想像ついた帰り道だった。


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