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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第18章 形無しだわ




私と征十郎がいない間に、皆は事件に巻き込まれたらしく、黄瀬なんかは説明してくれてる真ちゃんの横で「変なお面の集団に追いかけられたんスよ!」とわけのわからないことを言っていた。


「それは災難だったな。それで、今黒子と桃井は事情聴取か」

「そー。ホント、大変だよねー」


…なんか、可哀想…。

さっちゃん、きっとテツ君ともっと夏祭り楽しみたかったんじゃないかしら…。


「おう、だからよぉ。今花火でも買いに行こうかと思ってたとこだ」

「花火?」


大ちゃんは何か企んだ子どものような顔をして言うので、私は大ちゃんを見て尋ねる。


「そうっス!折角皆集まったんだし、黒子っちと桃っちが戻ってきたら花火でもって話になったんスよ」

「赤司と華澄もやるだろ?」


黄瀬と大ちゃんは私たちに同意を求めるように言った。

私と征十郎は顔を見合わせてお互いに微笑み、二つ返事をした。

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