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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第15章 これが恋というものか



まさかの脅迫に私は、普段なら絶対にしない表情を修ちゃんに見せた。

事情を知らない隣の久保田先輩は頭の上に「?」を浮かべる。

二人は間違いなく冷やかしに来たのだが、ついでと言って焼きそばをそれぞれ二つずつ買い、私とのツーショットを撮った。


「どうして私が修ちゃんとツーショット撮らなきゃいけないの?」

「文句言うなよ。あとで写真送ってやっから」

「…絶対よ」


ぶーぶー文句を言うも、そういう決まりとなっているのだから仕方ない。

それに私も小さい頃はよく撮ってたのに最近は修ちゃんと写真なんて撮ってないな、と思い、修ちゃんの携帯で撮ってもらった。

修ちゃんと久保田先輩は散々私を冷やかした後、「ミスコンの投票行ってくるわー」と言って帰って行った。

そして昨年のミスコングランプリという私の登場で、焼きそばが今日一番の売り上げぶりを見せたのは言うまでもない。

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