• テキストサイズ

青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第14章 真面目に聞いているの



「…みっちゃん、いいの?」

「え?何が?」


何がって、決まってるじゃない。

普通、自分と同じ人を好きな子がいたら嫌がるものじゃないの?

ドラマとかでしか見たことないから知らないけど。


「だって、みっちゃん。征十郎のこと…」

「…華澄ちゃん、勘違いしてる」

「え?」


みっちゃんはキョトンとして言った。


「私、赤司様のこと格好いいとは言ったけど、好きだなんて言ってないよ?」

「そうそう。みっちゃんにとって赤司様は鑑賞用だもんね」


みっちゃんとあっちゃんは私を笑いながら見て言う。


「そっかー。カスミンは赤司君かー」

「お似合いだよねー」

「てか既に両想いじゃない?」

「ない!それはないわ!」


私があっちゃんの言葉を否定すると、三人は「えー?」とニヤニヤしながら言う。

いや、絶対にそれはないから!


「でも、私応援してるよ!」

「私も!」

「カスミン、ファイト!」

「あ、ありがとう」


やっぱり恋バナというのは私は苦手だ。

こんなにも顔が赤くなってしまうものだとは思わなかった。

/ 458ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp