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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第13章 覚悟してね?



さっちゃんはテツ君の言葉に身を乗り出し、私たちに賛同を求めるような視線を送る。


「ね、もうテツ君の家で決定でいいよね!?」

「黒子っちの家っスか…。気になるッスね」

「普通ですよ」

「じゃ。テツん家でいいじゃねーか。いいだろ?赤司」

「ああ。黒子がいいというのなら」


大ちゃんが征十郎に尋ねると、征十郎も了承を出し、明日はテツ君の家で勉強会となった。





翌日、時刻は午前十時。

私たちは学校の近くのコンビニで待ち合わせ、大量のお菓子や飲み物を買い込んでテツ君の家へ向かった。


「わあ…フッツー…」

「だから言ったじゃないですか」


黄瀬以外の私たちはこれまで一緒に帰ることもあったので、家の中には入ったことはなくとも、彼の家は知っていた。

しかし、テツ君の家を初めて見る黄瀬はそう呟いた。


「早く入ろーぜ」


大ちゃんに促され、テツ君は玄関を開け、「どうぞ」と私たちを招き入れた。


「…これまた普通ッスね」


テツ君の部屋に入った黄瀬はまたもや先程と同じ感想を述べる。

だが、今回は私たちも同感であった。

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