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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第13章 覚悟してね?



それから、平日は放課後に図書館へ集合し、勉強会が毎日のように開かれた。

と言っても、各自、黙々と自分の勉強をするだけで、こんな事なら別に集まらなくてもいいのではないか、と思った者は少なくないはずだ。

それでもそれを誰も口に出さないのは、これ以上征十郎の機嫌を損ねないため。


「ねー。赤ちん」

「何だ」

「明日は土曜日だけど、どーすんのー?」

「勿論やるに決まっているだろう」

「げっ。まじかよ」


大ちゃんは今までこんなに勉強漬けな日々を送ったことがないのだろう。

日に日にげっそりしていった。


「それはいいのだが、どこでするのだよ。また学校か?」

「あー、でも土曜もここ使えるんスかね?」


真ちゃんの問いに、黄瀬が同感したように言う。

おそらく、土曜日でも日曜日でも図書館は使えるとは思うのだが、正直言って、休日まで制服を着て学校に行くのは面倒くさい。

私たちは、征十郎の答えを待った。


「そうだな…。誰かの家でやるか」

「征十郎の家でいいじゃない。広いんだし」


私そう言うと、征十郎は少し考えるような仕草を見せた。

嫌なの…?


「あの、僕の家でもいいですよ。お昼は祖母しかいませんし」

「て、テツ君のお家!?行くっ!」

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