第13章 覚悟してね?
「(…私もそんな風に出来たらいいのに。羨ましいわ…)」
そう思って、隣の征十郎をちらりと見ると、彼と目が合ってしまった。
「…言っておくが、華澄も参加だ」
「…はい?」
… な ん で ?
話の流れからして、勉強会に参加するのは大ちゃんくらいじゃないの?
それに、これが征十郎の言付を守らなかった彼らへの罰だとしたら、今怒られている彼らだけの参加ではないのか。
さらに私は勉強会に参加せずとも、テストで赤点ギリギリを取るようなヘマはしない。
「昨日部活をサボっただろう?」
「あ」
そうして、私たち七人への罰という名の勉強会が決定した。