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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第13章 覚悟してね?



帰宅の途、とある公園を通りかかると、よく見たことのある集団がバスケをしているのが見えた。


「何やってるのかしら」


バスケをやっているのは、大ちゃん、真ちゃん、黄瀬、テツ君。

コートの外にはさっちゃんもいる。

彼らの相手は高校生のようだ。

大方、部活では物足りず、皆で帰り道に寄った公園でバスケでもしよう、となったのだろう。

それにしても何で5対4なのかしら。ハンデってこと?


「ま、いっか」


勝敗の行方は気になるが、もうすぐ日が落ちてしまう。

暗くなる前に家に着きたい、というのが本音なので、私は彼らに声を掛けずに帰った。





翌日。

修ちゃんのアドバイスから、私は征十郎を避けたりせずにあくまで自然に接することに決めた。

修ちゃんの言う通り、好きになったものは仕方ない。だって好きなんだから。

それを辞める、ということは不可能なわけだし、もう開き直ろう。

そう思った私は昼休みに私を訪ねてきた征十郎と普段通り会話し、そのまま生徒会室へ行くという彼と並んで廊下を歩いていた。

すると、前方から昨日の5対4をしていた面々+あっくんが歩いて来ていた。


「あ、皆。昨日の5対4、どっちが勝ったの?」

「「「!?」」」

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