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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第10章 あくまで反対だからね



翌日。


「どーも!今日から一軍の黄瀬涼太ッス!!よろしく!!」


前日に聞いていた通り、奴はやってきた。

一軍にきた以上、全く関わらないというのは無理だとしても関わりは最小限に抑えよう、と私は「けっっ」と言って仕事を始めた。


「あ、来た!」


体育館に入ってきた人物を見て、奴は言った。


「待ってたんスよー。なんせあんたと一緒にやりたくてはいったんスからね、バスケ部!青峰っち!」

「っち!?」


目の前に立つテツ君には気づかず、大ちゃんに嬉々と話しかける奴、基「駄犬」。


「おー…ま、よろしくな黄瀬君!」


ほぼ初対面だというのに見事な食いつきに大ちゃんも一歩引いたように言った。


「あ、そだ。コイツにも挨拶しとけよ!今日からお前の教育係だとさ」

「…へ?」


大ちゃんに言われ、何のことかわかっていない奴は素っ頓狂な顔をした。

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