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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第10章 あくまで反対だからね



「それはいいのだが、一体誰を教育係にするのだよ」


確かに。

ここはマネージャーの私やさっちゃんが付くのか、いや、これ以上仕事が増えるのは嫌だ。

ましてや相手はあの黄瀬涼太。

彼が入部してからテツ君の時と同様に二・三日観察をしたのだが、あまり好きではないなと思ったし女子の標的になるのはごめんだ。


「黒子だ」


そうそう、テツ君ね。


「…って、えっ!?本気!?」

「いきなりどうしたのだよ」

「いや、だって…」


二・三日調査で分かったこと。

彼は尊敬する相手には「~っち」というあだ名をつける。

それは尊敬している人としていない人との区別をはっきりすると言うことであるのだ。そして人を見下したようなところがよく見られた。

だから私は彼があまり好きではない、と思ったし正直一軍に上がってくるな、とも思った。

それを踏まえて、こう言っては何だがテツ君はあんな奴に尊敬されるようなたまではない(私は尊敬してるけど!)。


「大丈夫さ。華澄が思っていることにはならない」


……本当かよ。

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