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【恋の乱】才蔵さんと過ごす四季【章により裏R18あり】

第7章 夏〜甘い時の終り〜


明日のお昼過ぎには上田に帰る為に出発するんだよね。
まだあと一日はあるけど。

私が捻挫なんてしちゃったから、あっという間だったなあ。
才蔵さん、私が捻挫してなかったら本当はどうやって過ごしたかったのかな。

普通に私が家事をして、才蔵さんにくつろいでもらう。
さらにどこかに二人で連れ立って…てことはないよね。
ここに来るには林を突っ切る感じで、道無き道を進んできたんだし。

ずーっと家の中やお庭でのんびり過ごす。
そして、夜は褥で…二人で過ごす。

ううん、周りに誰もいないんだし、今日みたいにお昼間も才蔵さんといろいろ…?
うわ、やだ、私何を考えてるんだろ。
もう、欲求不満な人みたい。

そろそろ夕方だけど、さっき遅い昼餉をいただいたから夕餉はまだ食べたくないかな。
才蔵さんはどうなのかな。
ずっと私の肩を撫でたり、頭を撫でたりしてくれてる。

あやねの華奢な肩や滑らかな髪の毛を撫でる。
ああ、また口付けしたくなってきた。

さっきもしたけどね。

次したらもう抑えられなくなりそうだな。
そうなってもきっとあやねは拒むことはないと思う。
だから事を進める事は容易い。
明日の昼過ぎにはここを出るしな。
あやねとの限られた時間をもっと楽しみたい、というのは正直ある。
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