【恋の乱】才蔵さんと過ごす四季【章により裏R18あり】
第6章 夏〜甘い時〜後半【裏R18】
俺は脱衣場にあやねを立たせて、腰紐を解き寝間着を脱がせる。
白くて華奢な裸体が現れる。
いつ見ても綺麗だな。
あ、真っ赤になって俯いてる。
手で隠すのが精一杯みたいだね。
でも逃げたりはできないんだよね。
俺も着物を脱ぎ下帯だけになる。
それを見てますますあやねが赤くなる。
「さ、才蔵さんも…脱ぐんですか?」
「俺の着物が濡れるじゃない」
「背中を流してくださるのかと」
「誰がそんなこと言った?」
俺はあやねの肩を抱き風呂場へと導く。
そして洗い場の腰掛に座らせる。
あやねの後ろに回り、湯船から手桶でお湯をすくい背中にかけてやる。
白い肌にお湯が流れ、少し赤みを帯び薄桃色になる。
滑らかな肌にお湯がはじけとぶ。
綺麗だ。
俺は思わずあやねのうなじに口付けてしまった。
「きゃっ!さ、才蔵さん?」
「ああ、ごめんごめん。ついつい。」
俺は濡らして固く絞った手ぬぐいであやねの体を優しく丁寧に擦っていく。
首、背中、両腕。
髪をまとめ上げているから、うなじもとても綺麗だ。
ああダメだ…もう我慢できない。
「あやね…」
え?名前を呼ばれた?
その瞬間、心と体の縛りが取れたように感じた。
あ、自由になってる?
術が解けた?才蔵さんの気持ちが乱れてる?
すると後ろから才蔵さんが抱きついてきた。
うなじに口付けをされ、脇から手を差し込まれ手のひらを胸にあてがわれる。
軽く揉むように手のひらがうごめく。
「いや、だめです。さ、才蔵さん…」
「今日は俺の番だから…」
え?それって?昨日言ってたお返しのこと?
やだ、お風呂場で?え?え?