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【恋の乱】才蔵さんと過ごす四季【章により裏R18あり】

第5章 夏〜甘い時〜前半


夕餉の後、俺の部屋に来たあやねにこのことを伝えると、みるみるうちに嬉しそうな表情になった。
俺の前に座ったあやねは身を乗り出すように話し出す。

「ほ、本当によろしいのですか?」
「ん」
「うわあ、素敵。
でも…ということはどこか他所に行くのですか?」
「そうだね…。俺が時々使ってる屋敷にするかな。
そこなら誰もこないし。」
そう言ってあやねの頬に手を添える。
あやねはうっとりとした目つきになり、じっと俺を見つめてくる。
かわいい…。
俺はたまらずあやねに口付ける。
あやねもそれに応える。

しばらくついばむような口付けを繰り返す。
何度か口付けを落とした後、ゆっくりと唇を離すとあやねは俺の肩に頭を持たれかけた。
「とても楽しみです…。夢みたい。」
「ん」
そう言って俺はあやねの頭や肩を優しくさすり続けた。

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