第2章 日常
「ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ」
YABAI!!
今の状況はその一言に尽きる
え、なんで慌てているかって?
そんなの決まってるじゃん・・・
今日が学校だからだよぉぉぉぉおおおおお
「ぁぁァああああああ! やっべぇ!! は、早く準備!」
あたしが慌てていると、下から声がした
「ちょっとぉ、真伊ちゃん起きたのー?」
「母さああああああああああん! なんで起こしてくれないんだよおおおおおおおう」
そんなことを言いながら着替え終わったあたしは急いで下に降りて、顔を洗う
タオルで適当に顔を拭いたあと、リビングでパンを一枚口にくわえた
「あら、今日学校だったの?」
・・・母さん、しっかりしてくれ。マジで
何を隠そう、この人はあたしの母さんだ
かなり天然だと思われる
ちなみに父さんはいない。あたしが小さい時に交通事故で死んじゃったんだよね
ま、寂しくないって言ったら嘘だけど、別にそんなに記憶にも残ってないから泣き喚くほどではないんだよねー