第4章 非日常
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愛紀たちと待ち合わせをしていた駅に着いた
今愛紀に出会うくらいだったら紐なしバンジーをアマゾン川でやりたい
「…あ、みつけた」
「ひぃっ!!」
見つかったぁぁぁぁぁあああああ!
足音が聞こえてくる
雑踏に飲み込まれているであろう音は、あたしにはとてもよく聞こえて
(やべ、ちびりそう…)
トン、と肩に手が乗った
振り返ると、やはりそこにいたのは愛紀で、恐ろしいほどの笑顔を浮かべていた
その後ろには私は何も知らない、といった風に顔をそむける空沙
いや、まずあんたが止めてくれよ
怖いよ。すっげー怖いよ!!!