第3章 球技大会
「・・・そんなことより、この東堂先生どうすんの」
空沙は冷静に変態を見つめてあたしに問いかける
てか、コイツまじむかつくんだけど
横向きに倒れて、いつも来てる白衣・・・あ、一応保険医兼教師らしいから
とにかく、その白衣も乱れて、メガネずれて、目とか白目むいてんのに・・・
「チッ、イケメン度がちっとも下がってねぇ」
忌々しい!!
そう思ったあたしは、コイツの腹に蹴りを入れた
「ぐほぉっ」
うわ、きも。セリフはキモいんだ
もう一発蹴ろうと足を上げると、空沙に止められた
「ストップ。教師への暴力はダメ。これ以上ボコボコにされると私も対応できない」
・・・あ、これくらいだったら対応できるんだ
空沙の権力コエー・・・
空沙に怯えるあたしをよそに、愛紀は
「うわ、さすが真伊。さっきの蹴りすごー」
と、あたしの後ろで拍手なう