第2章 日常
「いんや、それは認めねぇ!このガキがクリアできたら、俺は・・・そうだな。このクラス全員に肉おごってやらァ!」
その言葉が出た瞬間、クラス中が沸き立つ
そして、あたしとよく話したことのないやつまでもがあたしにエールを送り始めた
「お前に肉がかかってる、全力でいけっ!!」
・・・なんだろう、無性にムカつく
「あんたたち何言ってんの!?真伊にそんなこと私がさせるわけないじゃない!
真伊大丈夫よ。私に全部任せて!こいつら全員ぶっ潰してやるわ!」
・・・どうしよう、逆に心配だ
そして、愛紀の気迫に押されたのかクラス中が一瞬静かになるが、再びぎこちない雰囲気で熱くなり始める
が、そこへ突然、後ろのドアが大きな音を立てて開いた