第2章 日常
「ほぉう・・・?お前、その言葉嘘じゃねーだろーな?」
「あ、あたり前でしょ」
・・・なんだか、すごく嫌な予感がする・・・
あぁ、なんか、やらかしたのかな、あたしぃぃ~
助けて、空沙~
「なら、全種目に出てみろ。それで・・・それなりの結果を残せ」
「は、はぃぃいいい!?」
そ、それなりの結果・・・?
つ、つまりそれは・・・
「全種目で、トップ3に入れと・・・?」
「まぁ、そういうこったな」
ヤツはあたしに何を求めてるんだろう・・・
そんなことできないよォォォおおお
あ、あた、あた、あたしがどれだけ優れてても、そんな神業、できないっ!
ていうか、会場の移動だけでも一苦労じゃんっ!
し、しかも、チーム戦もあるのに!
ていうか、チーム戦の方が多いのに!
「ま、少しは妥協して、チームのメンバーはお前が決めてもいいぞぉ、クソガキ!」
ど、どうしよう
メンバー決められても・・・いや、待てよ・・・
もしかしたら・・・
愛紀ならいける気がする・・・?
いやいや、さすがにこんな神業を愛紀が出来るとは思わな、