第7章 ハナレバナレ
川口「川口春奈。私も
新川と同じC組なんだ。」
「あ、 です!」
川口さんの隣に座る。
川口「私は去年まで同室だったの。
でも喧嘩してさ。今は別の部屋。」
この人だったんだ!
「なんで喧嘩しちゃったの?」
聞いても大丈夫かな。
川口「…あいつが不倫してるって
噂が回って来て…。
そんなこと辞めろって言った。
それまでは親友って呼べるくらい、
仲良かったんだけどね。」
「そうだったんだ…。」
川口「でも、私が悪かったんだ。
初めから新川の話聞かずに
悪者扱いしたし。でも
今更遅いし。ちゃんは
仲良くしてあげてね。
悪いやつじゃないし。」
お互いに誤解したまま…?
「それは…話し合った方がいいよ。」
私はおにぎりを置いたまま、
急いで部屋に戻った。
何が起こっているかわからない
新川さんを無理矢理食堂に連れて来た。
川口さんの姿を見つけた新川さんが、
新川「これ、何の真似?」
とかなり怒っている。
「2人はお互いに誤解してる!
ちゃんと話し合った方がいいよ!」
余計なお節介だけど。
でも!
川口さんが先に口を開いた。