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雨の降る学校

第8章 "お兄ちゃん"じゃなくって…




その日の放課後は、

山田くんもバイトで一緒だった。


こんな時に限ってお客さんは

あまり来なくて、


なんだか気まずいなぁ。





「いらっしゃいませー…あっ。」



相葉「こ、こんばんは!

ちょっとアイス買いに来たんだ!」



更に気まずいじゃん。


なんで来るのー!



レジにアイスを持って来た相葉くん。

その接客をする私。


それをニヤニヤして見ている

山田くん。




悪趣味だよ。








山田「ねぇねぇ、今日も一緒に帰ろ?」


「あ、うん。」




相葉「2人って付き合ってるの!?」



「…え!?」



まんまと山田様の罠に引っかかるなよー。




相葉くん遊ばれてる…。


山田「相葉くんには関係ないじゃーん。」





相葉「ま、まあ、関係ないっちゃ

関係ないんだけど…。」




早く帰りたい。




「はい。ありがとうございました。」


アイスを渡すと


相葉くんは不機嫌そうに

帰って行った。



それを見送ると、


山田くんが笑い出した。



「もー!ダメだよ!

相葉くん可哀想だよ!!」





山田「ふふふっ、だって!!


あー、面白いっ!!相葉くん最高!」




この人ほんっとに怖いなぁ。



そしてバイトが終わり、

なんだかんだ寮まで送ってくれた。




ありがとうございます。






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