第7章 ハナレバナレ
川口「新川…ごめん。
新川の話も聞かずに
人の噂話信じて、しかもそれを責めた。
仲良かったから隠し事されたみたいで
嫌だった…。」
新川「そうだよ…。
変な噂立てられて
一番に春奈に相談したかったのに!」
こんな新川さん初めて見た。
川口「ごめん…。
あの日からずっと後悔してた。
新川のこと傷つけてごめん。」
頭を下げる川口さんに
新川さんは優しく微笑んで、
新川「…もういいよ…。ありがと。」
そうして3人で笑いあった。
川口「ちゃん、
おにぎり忘れてる!」
新川「この時間に食べると太るよー?」
「もー、わかってます!」
そう言いながらおにぎりを頬張った。
仲直りに貢献できて嬉しかった!
新川さんの噂話は
無くならなかったけれど、
クラスではだんだん誤解が解けて
川口さんと
一緒にいるみたい。
部屋でも話す機会が増えたし
寮生活も楽しくなって来た。