第7章 ハナレバナレ
寮に戻ってシャワーを浴びに行く。
シャワーから戻ると、
新川さんがいた。
携帯で誰かにメッセージを
打ってるみたい。
「新川さん。」
なに?と言わないけど、
こちらに視線を向けて来た。
「いや、あの、新川さんは
学校入ってからすぐに
寮に入ったの?」
新川「寮がある学校探したから。」
「あー、そっか!
部屋はずっと一人だった?」
新川「去年はいたけど、
私とその子揉めて、他の部屋に移った。」
「喧嘩したってことかな?」
新川「まあ、そんなとこ。」
他の部屋に移動したってことだから
まだこの寮にいるってことだよね?
新川「もういい?
宿題やらないと。」
「あ、うん!
また話そうね!」
私はコンビニで買ったおにぎりを持って、
食堂に向かった。
食事は提供されないけど、
使うことは可能。
?「新川さんと同じ部屋?」
私が食堂に入ると、
先にいた女の子が声をかけて来た。
「はい。そうです…。」