第6章 好き、だけど…
部活終わり。
山田「ちゃーん!」
「ん?山田くん?なんで?」
架純「早速気に入られたんじゃん?笑」
架純と歩みを進めると、
爽やかに手を振る山田くんの姿が。
山田「部活終わり?」
「あーうん。山田くんは?」
山田「俺も部活終わり。
サッカー部だからさ!」
「へー!サッカー部だったんだ!」
山田「小学校からずっと
サッカー一筋!そんで、
もしかしたらいるかなーって
待ってたらちゃん見つけた!」
キュン!
なんだよ!反則じゃない!?
ほんとに同級生!?
山田「あのさ、よかったら
一緒に帰らない?」
「あー、でも私、この子と帰るし…」
架純「いや、私はちょっと急ぎの用が!
じゃ、また明日ー!!」
「え、架純!え!?」
帰っちゃった。
2人っきりとか気まずい。
そこにナイスタイミングで
亮がチャリで来た。
「亮!一緒に帰ろ!?」
私たちの様子を見て、
錦戸「、お前浮気か!?
しかもサッカー部と!」
「違う違う!昨日廊下で
ぶつかっちゃって、怪我させちゃったの!」
山田「怪我してないってば!笑
気にしすぎだよ!」
錦戸「また廊下走ったったんか?笑
山田も悪趣味やなー!
こいつ、シスコンの兄貴に、
彼氏もいるで!」
山田「ちゃん、
彼氏いるの?」
「いやー、一応!
先輩なんだけどね!」
彼氏いるっていったら
普通諦めるよね!
まあ、私に興味あるだけかも
しれないけど。