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雨の降る学校

第8章 "お兄ちゃん"じゃなくって…






ピンポーン





…応答がない。





何があったの!?



先輩は…!?




和也「こっち!!」




お兄ちゃんと家の裏手に回る。




そこの窓から中を覗くと、


そこには先輩の倒れる姿があった。









動揺する私、



お兄ちゃんはすぐに救急車を呼んだ。





でもなかなか到着しない

救急車に不安が募る。




着信があったのが21時くらい。



今は…もう1時間以上経ってる…。



どうしよう…先輩が…







お兄ちゃんは震える私の肩を抱いて


ずっと手を繋いでくれた。





先輩、どうか…





そして救急が到着して



窓ガラスを割って中に入った。






私は救急車に


乗せてもらえず、


タクシーで病院に向かった。






病院に着くと救急の入り口に



お兄ちゃんの姿を見つけ駆け寄る。




「先輩は…ねぇ…!!」



和也「またアイツ…くそっ。」




またって?



今は処置をしているらしい。



命に別状はない。





よかった…。




でも一体なにが?











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