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【刀剣乱舞】儚い夢【R-18】

第1章 【三日月宗近】夜伽の枷外し


「こう、主と月を見るのも、悪くはないな」

胸が高鳴る。

「そ、そう...」
たじろぎ苦笑いして彼に体をあずける。

「俺が嫌か?」

囁くように耳元で言われ体が反応する。

はっと我に返ったように私は彼を抱き締めた。

「おっと...はっはっはっ...どうした?甘えたくなったか?」

そっと頭を撫でてくれる手は怯えて震えていて、その度に声を発していた。

「...ありがと...」
服がくしゃくしゃになりそうなくらい抱き締めて、頬を撫でてくれた手にキスして
見つめあった。


「..主。..俺は....」
人差し指を口に当て。指越しにキスをする。

悲しげな顔で首を横に振った。
その言葉を聞いたら絶対に破壊された時。貴方を求めてしまう。別の貴方は出てこないから。

..どうしても、そばにいてほしいから。



「っ...主.,.」
おおらかな体で私の小さい体を包む。
今日、あったはずなのに。
愛しいのはなんでだろう。


苦しいのは、なんでだろう。

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