第27章 【鶴丸国永】一度だけ
「えっ...」
彼女は俺を見上、
「....なんというか...いつもの鶴丸さんじゃないです。」
俺のどこが違うんだ。
いつも通りなんだぞ。
これでも、振る舞い方は違う
「.......」
俺は舌打ちを鳴らしつかみかかるのをやめ、ぐい、と彼女を引っ張り押し入れに入った
鶴丸「...黙っててくれないか。短刀達とのげえむなんだ。」
俺は内心焦っていた。
三日月に言われたのも
彼女に言われた言葉も全部
刃のように刺さっていた
驚いた顔をした彼女は泣きそうな顔で
「...鶴丸さん...」
と呟き俺の胸に身体を預けた。
鶴丸「昨日今剣と小夜とで賭けをしていてな」
負けたから言うことをきく、という「言うこと」が主を明日一日おおっぴらに嫌う、ということだった。どうしようかと思ったが
これも、驚きだろう?
なんて誤魔化した
と言っても彼女は俺から離れなかった