第9章 終わりと本音
「あー!やっと元の場所に帰って来たな……」
「そうすね?また、先輩アホな話が聞けることになるとは思いませんでした」
「お前さ……」
「冗談っすよ」
「そうか……」
『ふうー良かったなー』
いつもの日常が戻ったと思うと気が楽だ
そう思ってると誰かに肩を叩かれた
「あのさ……太郎君……ちょっといいかな?」
叩いて来たのは青蘭ちゃんだった
なにやら様子が変だ
『うん……良いよ?』
そう言って俺は青蘭ちゃんについて行った
「どこ行くんだー?」
室腰先輩が、言うと
篠原先輩が
「気分転換にどこか行くのよね?」
「はい、そうです……」
そう言って俺らは教室を出た
「……」
何も話さない無言って言うのが一番キツイ……
『あの、どうしたの?』
俺は思い切って聞いた
「良いから、ついてきて!」
そう言われたので
『は、はい……』しか言えなかった