第9章 終わりと本音
俺は戦いを終え元の場所に戻った
シュンというデカイ音に皆が反応した
「太郎君……」
俺は笑顔で『ただいま』と答えた
それと同時に皆が走ってきた
「太郎君……良かった」
「こいつ、さっきから太郎君……死んじゃったらどうしようとか何回も聞いてきたんだぜ?」
『えっ!?そうなの?』
「ち、違うよ!もう!一翔ったら!」
(ベシッ
「痛ってえ!?紙コップで殴る事無いだろ?」
「一翔がそんな事言うからですー!」
『アハハ……』
相変わらず、一樹と青蘭ちゃんは仲が良いな
「でも、まあこれで一件落着っすね?」
「ああ!そうだな!」
「ええ、あそこの階段で上に戻れるみたいよ?」
室腰先輩には勇気を貰ったし、篠原先輩には冷静な判断をしてくれたり、瑠亜君には、真面目さを学んだなー
「さて!元の場所に戻ろう!」
『はい!』
こうして、俺らは元の場所に戻った