第10章 元の世界
❮あれか二年が立った❯
俺は普通に会社で働いていた
今では、後輩に頼られるほど
信頼を得ていた
「山田さん!これ何処に置けば良いですか?」
『ああ、それは、そこに置いておいてくれ!』
「山田さんって恰好いいですよねー」
「ねー!彼女さんとか居ないのかな?」
「でも、あんなにイケメンな人には絶対彼女は居るでしょ?」
「そうよねー」
女性の人達の声が聞こえた
俺はそんなにイケメンでは無い
それに、あの経験があったからこそ
此処に居れてる訳だし……感謝しないとな……
それに……
「太郎ちゃーん!」
『おお!由美子!』
「今日はお休みだから来ちゃった!」
『もう、由美子はしようがないなー?』
「アハハ!」
俺は大事な人に出会った
彼女はメイク関係の仕事に付いてるらしくて
めちゃくちゃ可愛い自慢の彼女だ
『本当に良かったな……』
「んー?何が?」
『んー?由美子に出会えて良かったって事!』
「もう!太郎ちゃんたら!私も!太郎ちゃんに出会えて良かった!」
そういえば、あれからcomputer gameはしてない
きっかけを作ってくれてありがとう……
これからは、仕事と彼女の為にも頑張りたいと思う!