第6章 新たな生存者とウィルス
私達は他の人を探すために歩いていた
「誰も居ないな……」
『そうだね……』
「もう、辺りを探したし……後はあっちの世界に居るってことか?」
『そういう事になるね……』
考えてると後ろから声が聞こえた
「先輩達、何やってるっすか?」
『瑠亜君!?生きてたんだ!!良かった』
「何、人を死んだ扱にしてるんすか!」
『ごめんごめん!』
「他の人を見たか?」
「いえ、見てないっすよ?」
「そっか……」
『てことは別の世界に居るってことね』
「だな」
『あとは、その世界へ行く方法だよ』
「そうだな……」
『とにかく、無いか探しましょう』
それで、私達は辺りを探したのだが
そんなものはどこにも無かった
探し終わってから休憩してると
いきなり警報の音が聞こえた
(はーーい!!新たなミッションだよー!今から貴方達が居る世界にウィルスを撒くよー!だから、今から落とすウィルス予防注射で避けてね?しかし、それは二つしか無いから一人死ななければならない!じゃあ、頑張ってねー?)
そう言って切れた
そしてそれが終わったと同時にプシューって音が聞こえた
ウィルスだ
『ど、どうすれば良いのよ……』
「1人死ぬって……」
『誰も死なせたく無い!』
「でも、仕方ないよ……俺が死ぬよ」
いきなり一翔が悲しい事を言った
『ダメだよ!そんな事言ったら』
「でも、俺はもう頭を打ってるし、そろそろヤバイ気がするんだ……だから」
『イヤー!』
「先輩そんな事言ったら駄目っすよ?だって、先輩には大切な人が居る、その子を守らないでどうするんですか!」
「瑠亜……」
『あ!いい事思いついた!!』
「「えっ?」」
『分ければ良いんだ!』
「は?何言ってんだよ……注射はその一つで全部打たないといけないんだぞ?」
『でも、しょうがないわよ!ほら手を出して』
「……」
それで私達は注射を三人で分けて使った