第5章 絶望と謎の者
❪×××の部屋❫
「フフフフフフ…順調だな」
「マスターこれで良かったのですか?」
「ああ、これで良いのさ!もっと苦しめば良い!!」
「……そうですね」
「この、ボタンを押せばもっと面白くなるぞー?」
「それは?」
「これは、細菌だ」
「細菌?」
「ああ、これに当たれば死ぬ」
「それじゃあ!皆死んで面白く無いです!」
「そこでだ、これを置く」
「これは?」
「これは、細菌を防げる注射だ……ただし各次元に二つしかない!」
「てことは、一つの次元で1人死ぬ……計2人死ぬことになるってことですね!?」
「そうだ、面白いだろ?」
「はい!とっても!」
「あと、その時にはコイツも見張りにつけてもらう」
「え……?しかし、彼はまだ……」
「大丈夫だ、行けるな?」
「はいマスター、いつでも命じて下さい」
「こいつらを見張れ」
「はい、マスターいってきます」
「でも、そしたら彼の分は?」
「大丈夫だ、あいつは感情なんてないおんぼろロボットだ、どうせ使い捨てだ」
「はい……今後が楽しみですね?」
「ああ……必ず殺してやる……山田太郎」