第5章 絶望と謎の者
つぎの日、木崎さんは昨日言った通り
どっさりと資料を持ってきて来た
「これ、今日中に終わらせろよ?」
『全部ですか!?』
「当たり前だろ?ここの会社はそうなんだよ」
『分かりました……そう言えばやり方は……』
「あー?やり方?そんなの自分で把握しろよ」
『え……分かりました……』
「じゃあ頑張れよー?(笑)」
そう言ってドアを閉めた
そうして、俺は資料を頑張った
それから一年がたった六月の事だった
あれから色々とあった、実はこの資料は
俺だけのでは無く皆の資料だったとか色々と
あった
他の従業員は見て見ぬふりをしていた
そう思うと以外と良く頑張ったと思った
しばらくすると社長が顔を出した
『社長……』
「おおー随分捗っとるな!」
『社長?いや、もう慣れっこですよ!』
「……そうだ……な」
『どうしたんですか……?』
「あ、でも……余り無理しなくていいぞ?」
『え、ありがとうございます……』
そう言って去っていった
社長何か隠している?
俺は少し疑問だった
すると、勢い良く ドアが開く音がした
木崎さんだ……
「おい、資料全部終わったのかぁ?」
『い、いえ!社長が今日はそんなやらなくて良いって言ってたので……』
「あのクソ社長……」
『……?』
「あ?とっとと終わらせろ」
『は、はい!!』
そう言って部屋を出て行った
このあと、俺は衝撃的な物を見るハメになることになるとは思っても居なかった