第1章 物語は突然に
「……すか!?」
何やら暗闇の中で声がした
「……したの?」
「……輩…………きて……」
この声は??
「……ぼう!」
「はい!」
その瞬間俺は起きた
「キャー!!」
何やら女の人の叫び声が聞こえた
『ここは!?』
俺が聞くと女性の方が言った
「ここは学校です!」
可愛い声だったので振り向くと
そこには青蘭ちゃんが居た
『せ、青蘭ちゃん!?』
俺は思わず言葉を出してしまった
「な、何で私の名前を……?」
『ほ、ほら!生徒会に入ってる美人さんで有名だからさ!』
俺は何とか誤魔化した
「え……そんな、美人さんなんて……///」
青蘭ちゃんは照れて居た
うん、可愛い
「お前ら、仲良さそうだな……」
「室腰先輩!!何て事言うんですか!!」
どうやら、運んでくれていたのは
生徒会長の室腰 猛だったようだ
これが又、お馬鹿キャラで……憎めない奴なんだよな……
「そう言えば、君何でここに居るの??今は夏休みで生徒会しか集まらないのに」
猛に痛い所を付かれた
トリップって言ったって信じはしない
でも、言ってみる価値はあるだろう……
俺は二人に全てを話した