第4章 フラグと新たなルール
青蘭視点
私は何で逃げたのか分からなかった
でも、後に何か違和感を感じた
ゆっくり後ろを振り向くと
そこには斧を持った鬼が居た
私は震えて声が出なかった
どうしよう……私、死んでしまうのかな?
それだったら……やり残したことを全て終わらせたかったな……
鬼が斧を振りかざした
私は思いっきり目を閉じた
それからしばらくしても痛い音はしなかった
ゆっくり目を開けると
そこには、塩を巻いた
太郎君の姿があった
鬼はゴォォォと叫んで倒れてしまった
倒れたのを確認してから
太郎君は笑顔で大丈夫?と言ってくれた
私は思わず抱き着いてしまった
『太郎君……怖かったよ……(泣)』
太郎君は「そ、そうか……怖かったよな?よしよし」と
照れながらも言っていた
後から、琉亜君と一翔が来た
「あの、青蘭……本当にごめん……」
『本当に怖かったんだからね!!』
「まあ、これで一見落着っすね?」
『そうだね!』
そう言ってると急に警報が鳴り出した
❮はーい!生きてる人間共に連絡ー!今、部外者が鬼を殺してしまったのでールール変更ー!アナタタチヲ、アワセナイヨウニスルワ!!❯
その瞬間、床が揺れ始めた
『キャー!太郎君!!』
「青蘭ちゃんー!!」
こうして、私達は二つの次元へと別れた