• テキストサイズ

声優だって恋します~下野紘~

第3章 新しい街


う、うわ………

やっぱ人多い…

東京についてはや10分。
何度か来たことあるはずなのに、未だに東京駅から出ていない。
「ま、迷った…」
とりあえず、地図でも…って

スマホの充電あと3%とかイジメじゃん!?

はぁ………

どんっ、と、誰かとぶつかった。
「「ぁわ、、すいません」」
そしてハモった。
なんだこの子めっちゃかわいい…年下かな?
「あの、すいません…迷っちゃって…」
で、この子も迷ったと言う。
「あー、実は私も…みたいな…?」
と言ったところで、なんにも状況が変わる手筈もなく、、、
無駄な沈黙が一気にその場に流れる。

「あのー、案内しましょうか?」
「あ、はい、いいんですk………」

親切で話しかけてくれた人がいて、その声に返答をしようとしたさ。
出来れば平然を装っていたかったさ。

でも、その人を前にしたら、そんなことできなくて。

「って、バレた………?」

って、キョトンとする顔が本人過ぎて。
まさか…本当に?



「下野くん……………………?」
/ 12ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp