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【黒子のバスケ】紅いRouge【裏◆R18】

第2章 【氷室辰也】熱いカキ氷





初めは冷たさを帯びていた唇も、触れ合う度に熱を持ち始める。

絡まる舌でお互いの味を共有し、離れる頃にはカキ氷を食べても冷えない程、の身体は火照っていた。



「味はわかった?」

「わ、わかるわけない……」

「そうか……ならもう一回食べ……」

「い、いいよそんな……!」

「けど……したいだろ?」



「何を……?」と聞くに俺は再び顔を近付けてこう囁く。


〝Kiss......〟


と。

有無を言わせず、また重ね合わせた俺は彼女の手を取り指を絡めた。

それに対してキュッと握り返してくれる。
俺は堪らなく愛おしさを感じて、そのままゆっくりと後ろに寝かせると……



「辰也っ……」



は俺を呼びながら熱い視線を投げてくれた。



「真っ赤だよ」

「だってこれって……」

「まだ慣れないなんて……は可愛すぎだな」



初めて肌を合わせた時も、彼女は今と同じ……この俺を疼かせる眼差しをしていた。


自分を呼んだの声は恥ずかしさからか少し震えていたし、胸を押さえてこちらに多少の抵抗を見せてくるものの、目だけはずっと俺を見ている。


これは正直堪えられない。
今すぐ肌に触れたいと思うが荒くするのは嫌いだ。
ゆっくりと愛を分かち合いたい。



「手……退かしてくれないかな」

「でもっ……」

「大丈夫。俺に任せて……」



だから俺はそっとの手を胸の前から解放し、そして優しくキスをした。


緊張を感じさせる彼女の舌の動きは次第に柔軟になり「やめないで」と言いたいかのように口内へと入ってくる。



「……感じて……」

「んんっ……!あっ……」



好きという気持ちは言葉でも伝えられる。
でもこうしてお互いを感じる事で、より深く伝わると俺は思っていた。


抱く時は溢れるくらいの愛を込めていつもしている。
それをはちゃんと受け取ってくれるから……



「辰也……大好き……」



と言って、終わった後はからキスしてくれるんだ。




◆おまけへ◆


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