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【黒子のバスケ】紅いRouge【裏◆R18】

第4章 【黄瀬涼太】記念日





こっちはもう力が入らないというのに……彼はまさかのお願いをしてきた。
どうやらずっと前からされてみたかったそう。


……やった事はない。
けどやり方はなんとなく知っていたから……私はゆっくりと身体を起こし、露わになった彼のモノを挟んでみた。



「い、いい……?動かしても……」

「ん、いいっスよ……」

「上手いかはわかんないけど……じゃあ……」

「っ……!」



ぎこちない動きをしているから、きっと気持ちよくないと思っているに違いない。
そう私は不安になる。

どうしてかって……理由は涼太くんが何も言わなくなってしまったからだ。


目を閉じて……口を結んだままちっとも反応を見せてくれない。



「ね、ねぇ涼太くん……私……」

「っはぁ……やっべすげぇ気持ちいっ……」



下手すぎが原因で、もしかしたら嫌われてしまうかもしれないと急に怖くなった私は、手遅れになる前に終わりにしようと声をかけた。

けどそれは私の勝手な考え。
涼太くんは我慢していただけでちゃんと感じてくれていたんだ。


よかった。
嬉しい。


って安心する私だけど……
彼の色気ある表情は、いつも下からしか見ていなかったからなんだか新鮮。
そして何故だかとても可愛く見える。



「涼太くん……」

「なっ……んスか……?ぅあっ!」

「んんんっ……!」



ずっと涼太くんの顔を見ていたら、彼の事が愛おしくて堪らなくなった私。

もっと気持ち良くなってほしくて……私は自ら彼自身を口に含んだ。


実はこれもやった事がない。
だけど私は懸命に舌を使う。



「っちいきなりすぎっ……!嬉しいけどそれじゃ俺……っ」

「んーん……っ」

「っあ!ちょっ……ダメっスそこは……っ」



いつも私を気持ち良くしてくれてありがとう。
だから涼太くんも良くなってほしい。
出してもいいから、私がやる事で快感を味わってほしい。


って思う私は、涼太くんが1番反応を見せてくれた場所を攻め続ける。


今日はネックレスを買ってくれたからそのお礼……と言ったらおかしいかもしれないけど、これは初挑戦である私からの精一杯のお返し。


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