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呪われた運命の魔女
第5章 炎のゴブレット
「ケイン、教科書はどうした?」
スネイプ先生の授業。教科書がない。さっきまであったのに。
「あ、えっと………忘れました」
「…………またか。吾輩の授業で2回も忘れ物をするとはいい度胸だ。取りに行け。」
「あ………えっと………」
戸惑っていると、声を押し殺したような笑い声がちらほらと聞こえる。嫌な人達。
「先生!僕がケインに教科書を見せますので、授業を進めてください。」
マルフォイが私に教科書を寄せながら言う。
「………ケイン。後で吾輩のところへ来い。」
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