第5章 炎のゴブレット
次の日、雰囲気が明らかに違った。まずロンとハリーが話さないしお互い顔も見ない。そして、私とハリーの近くに誰も近寄りたがらない。
「うわーあからさまだね」
「……………………イヴは平気なの?」
「んーここが男子と女子の違いかなーって。女子は私の前だと普通なんだよね。私がいないところでは多分すごいだろうけど。」
「………イヴは強いね。」
「ハリーの方が強いよ。」
そう話してる私達の姿を見て、
「ズル同士が仲良くしてるわよ。」
などと言う。
「そ、そんな事言うなよ!」
そんな中、そう言ってくれるレイブンクローの男子が。
「ケイン。ぼ、僕は君がズルしただなんて思わない!あいつらの言うことなんて気にするな!」
「あ、ありがとう」