第5章 炎のゴブレット
そして、時は過ぎ白熱したクイディチ試合を見たその夜。テントの中は大はしゃぎ。
「すごかったね!」
「ああ。クラムのあの動き見たか?やばかったよな!」
すると外から花火の音が聞こえた。だけど、少し違和感なおとだった。
「みんな興奮して花火してるぜ。」
「残念だが花火の音ではない。急いでテントから出るんだ。」
ロンのお父さんが慌てて皆を避難させる。
外へ出ると、混乱そのものだった。どこからか現れたデスイーターの人々。上下に操られるマグルの人。中には殺されている者もいる。
「お前たちは森のほうへ行け。いいな。ジニーをしっかり守るんだぞ」
ロンのお父さんは目を釣り上げていう。
『イクスペリアムス』
私はロンたちに付いていきながら、マグルで遊んでいるデスイーターたちに失神の呪文や杖を払ったりする。ふと、ハリーが人に揉まれているのを見つける。
「イヴ!?どこへ行くの!?」
後ろでジニーが叫んだが、私はハリーのところへと向かった。