第5章 炎のゴブレット
「あ、君も大丈夫かい?ケイン」
慣れないポートキーで頭がくらくらした私。意識がはっきりしてくると、目の前に心配そうなセドリックの顔。
「うん。大丈夫。ありがとう。」
「君は成績も優秀なんだってね。先生から聞いたよ。僕ら顔負けの魔法を使うらしいね。今度教えてよ。」
「そんなことないよ。セドリックだって、さっき使ってたの高等魔法でしょ?どこで習ったの?」
とたわいもないお話をしていた。私達より少し後ろを歩いていた他の人たちは
ロ「うっわー。イヴのやつモテモテだなぁ」
ジョ「これでまた会員が増えるな。」
フ「やったぜ」
ハー「天然キラーなのよね」
ジ「そうね」
ハ「………………」
と言っていたのだが、もちろん知る由もない。