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呪われた運命の魔女

第2章 ホグワーツ入学


イヴがニコニコしながら校長室を後にすると、途端にマクゴナガル先生が不安そうに呟く。

「………大丈夫でしょうか?」

「大丈夫じゃ。」

「ですが…………」

トントン。

突然の来訪者を迎い入れるため、窓を開けると黒いふくろうが威厳たっぷりに入ってきた。

「?それはどなたのフクロウですか?見かけないフクロウですね?」

そのフクロウはダンブルドア先生とマクゴナガル先生に手紙を渡すと窓から飛びさっていった。

「私にもですか?」

不思議そうにするマクゴナガル先生と対照的ににっこりと手紙を開けるダンブルドア先生。

「あのフクロウはイヴのフクロウじゃよ。記念すべき初の仕事じゃったが、無事こなせたようじゃな。」

「イヴの?」

手紙を開けるマクゴナガル先生。

『マクゴナガル先生へ
いつもありがとうございます。病気で寝てた私に字の書き方や色んなことを教えてくれてありがとうございました。アイスクリーム美味しかったです。これから頑張ります。友達もたくさん作ります。宜しくお願いします。マクゴナガル先生大好きです!イヴ』

「ほら、大丈夫じゃろ?あの子ならどこででも羽ばたいていける。」

「………字はまだまだですし、文章も全然ですわ。鍛える必要がありますね」

と微笑みながら大事そうに手紙をしまうマクゴナガル先生だった。


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