第5章 炎のゴブレット
「ほう。それは優秀だ。君のような優秀な人材は将来魔法省で働くべきだろうね。今度コーネリアスに会ってみてはどうかね?私がセッティングしてあげよう。」
「あ、ありがとうございます。」
「あぁ、それと君は今ホグワーツに住んでいるそうだね。これまたなぜ?差し支えなければ聞かせていただきたいものだ。」
「えっと………私昔は体が弱くて病気がちで、ずっとベットの上から出られなかったみたいなんです。それでよく覚えてないのですが、両親とダンブルドア先生が友人同士で、両親がダンブルドア先生に私のことを亡くなる前に頼んでくれてたみたいで。」
「なるほど。若くして御両親を………。大変でしたな。」
「両親の記憶はほとんどないんです。ホグワーツの方の記憶の方がたくさんあって。」
「……………………他に親類はいなかったのですかな?」
ギラっと目を開かせるマルフォイさん。
「そうですね。両親がダンブルドア先生に頼んだということはそういうことなのでしょう。」
「ほうほう。天涯孤独というわけだ。」