第4章 シリウス・ブラックとの出会い
こっそり戻ると、マダムポンフリーとマクゴナガル先生が魔法大臣のことをブツブツと言っていた。私は身代わりを種に戻す。すると、こちらへくる足の音が。私は慌ててベットの中に入る。
「…………イヴの意識はまだ戻らないのですか? 」
マクゴナガル先生のようだ。
「疲れが溜まってるのでしょう。寝かせてあげましょう。…………目が覚めても辛いことだらけですから。」
「……………そうですね」
しばらくして、魔法大臣とダンブルドア先生が入ってきた。
「散らばったディメンターどもが集まりしだい刑を執行する。…………だが、もしかしたら闇の帝王の手先から邪魔があるかもしれん。」
…………多分私のことだろう。
「いらぬ心配じゃよ。ヴォルデモートの手先など入ってこられぬ。」
「一応念のためここは鍵をかけて出入りできないようにさせていただくぞ。」
魔法大臣がこちらへ視線を向ける。
「なっ!?あなたは………」
それにマクゴナガル先生が反論しようとするがダンブルドア先生に制された。
「承知した。さて、そろそろ向かったほうがよくないかの?」
魔法大臣が病室を出たあと、ダンブルドア先生はマクゴナガル先生とマダムポンフリーを外へと出し、ハリーたちに何かを言った。そして、病室を出た。
「………あなたとイヴは置いていくわね。」
私はそれを聞いて、目をつぶってようやく安心した。